宝晃寺の鬼子母尊神は、昔、千葉県中山で修行したところが3つありましたが、その中の1つ、行場で祀られていた鬼子母尊神であると伝えられています。
年に一度、鬼子母尊神大祭の日に御開帳をしております。
大祭では、お子様が健康で育ちますように、子育て祈願。また、お願いごとが叶いますように、所願成就の御祈願をしております。
鬼子母神は、500人(一説には、千人・一万人)の子を持つ母親です。
しかし、それらの子を育てるだけの栄養をつけるために、人の子をさらって食べていたと伝えられています。その為、人々から恐れ憎まれていました。
それを見かねたお釈迦様は、鬼子母神の子を隠してしまいました。鬼子母神は、必死になり
探しますが見つかりません。鬼子母神は、お釈迦様に助けを求めます。
そこで、お釈迦様は「たくさんいる子一人がいなくなるだけでも悲しいのに、ましてや人間の子供一人がいなくなる悲しみはいかほどか。」と諭して、鬼子母神の隠していた子を戻します。
それから、鬼子母神は改心をし、子供をまもり、法華経をお守りする神様となりました。